オリジナルの用途辞典を作ってみよう -夏休みの自由研究はこれだ-

夏休みの宿題

夏休みの自由研究は、子どもも頭を悩ませるけれど、親も子どもに何をやらせたらいいのかって悩んでしまいますね。
やることが決まらず、それを決めかねているうちに時間だけが過ぎていく。

残り数日の夏休み期間に親子で焦りまくることも少なくありません。
もちろん僕もそうでした。
そこで、こんな夏休みの自由研究はどうでしょうか?

 

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手づくりのオリジナル辞典を作ってみよう。

自作のオリジナル辞典づくりをしてみましょう。

例えば、漢和辞典。
例えば、国語辞典。
例えば、熟語辞典。
例えば、ことわざ辞典。

辞典にもいろんな辞典がありますね。

ことわざ辞典の作り方はこちらをご覧ください。

自作のことわざ辞典を作ってみよう -夏休みの自由研究-
夏休みの自由研究は、何をやるのか悩んじゃいますね。 やることが決まれば意外とスムーズに進むこともありますが、何をやろうかと悩んでいるうちに、あれよあれよという間に、夏休みも残りわずか。 残り数...

さて、今回作るオリジナル辞典は、「用途辞典」です。

 

オリジナル「用途辞典」とは?

用途辞典を作ってみようといっても、果たして「用途辞典」って何?
そう思いますよね。

僕の考えた用途辞典というのは、ある物について、その物の通常の使われ方以外の使われ方を面白おかしく考えてみるというものです。
ある物の別な使用方法を考えて、あたかもその物がそのために作られているように解説する辞典を作ってみます。

 

用途辞典の作り方

「用途辞典」の作り方は簡単です。

まず、何についての使い方を考えるのか、その対象となる物を考えます。
比較的身近にある誰でもわかるものがいいと思います。

何でもいいのです。
目の前にある物でも、家の周りにある物でも。

そして次のようにして辞典を作っていきます。

1.対象となる物を決める。
2.その対象物の別な使われ方を考える。
3.いろんな対象物について考えて種類別に分類する。

この3つの手順で「用途辞典」を作っていきます。

では、実際に幾つかの用途について考えていきましょう。

対象となる物を決める。

では今回「電柱」を例に上げてみます。
電柱は皆さんもご存知の通り、空中に張った電線や電話線、ケーブル類を地上に引く際にこれらを支持するための柱状の工作物のことです。
電柱の使われ方は、もちろん電線を張るための柱で、その目的のために作られ設置されています。

用途辞典では、この使われ方を別な使われ方に考えてみるのです。
ここでのポイントは、別に考えた使われ方が、その説明を受けた人に納得できる使われ方でなくてはいけません。

別な使われ方を考える。

電柱の本来の使われ方以外の使われ方を考えてみます。

皆さんは電柱を普段どのように使っていますか?
僕は小さい頃、かくれんぼで遊んでいた時に、よく電柱の影に隠れることがありました。
なので、電柱は電線を張るための柱ではなく、人がその陰に隠れるために作られた工作物という解説を行っていくわけです。

例1「電柱」

電柱
読み:でんちゅう

用途:探偵や刑事が容疑者を尾行したり、或いは張り込みをする際に、身を隠すために設置された円柱の工作物。近年は浮気をする配偶者を尾行したり、証拠写真を撮影するための支持物としても使用される。街中に設置されているので、比較的安易に使用できる。
都心部では電柱の設置をしない地域も増えてきており、尾行等が非常に困難になってきている。
柱の直径が30センチ程度と思いのほか小さく、隠れても身体がはみ出してしまい、身を隠すのには不利と思われるが、絶対に見つからないという神話も残っている。
素材は以前は木製がほとんどであったが、近年はコンクリート製が主流となっている。
どうですか?
「電柱」の用途は電線を張る物ではなく、上記の用途が本来の用途であるかのごとく解説する、これがオリジナル用途辞典なのです。

もう一つ例を挙げておきます。

例2「鉛筆」

鉛筆
読み:えんぴつ
用途:六角柱の形状の木製の棒で、中心部に鉛の芯を差し込んで作った占いの道具。六面に「〇」や「×」或いは「△」または数字を書き込み、試験等の選択問題の際に転がしてその回答を予想するために使用する。試験の選択肢のみではなく、六面に「好き」「嫌い」と書き込み、恋占いにも使用されるなど、その用途は幅広い。
近年は六角柱ではなく四角柱や三角柱の製品もみられるが、転がりにくいため役に立たないと不評を買っている。
丸柱のものもあるが、用途が違う同名品。
鉛筆を試験の選択問題の解答に使った方も少なくないでしょう。
実は鉛筆の本来の用途は、文字を書くことではなく、転がして選択肢を選ぶためにあったのです。
このように、いろんな物の本来の使い方以外の使い方を解説したものが「用途辞典」となります。

たくさんの物の本来以外使い方をまとめる。

いろんな物の用途を考えて種類別や五十音で分けることで「用途辞典」が出来上がります。
このようにいろんな物の用途を本来とは違ったものに考えてそれをまとめて、自分だけのオリジナル「用途辞典」を作ってみて下さい。

まとめ

どうですか?
「用途辞典」は意外と簡単に作れるオリジナル辞典です。
夏休みの課題として、子ども達と一緒に取り組んでみてはいかがでしょうか。

辞典を作る過程において、物の使い方使われ方をしっかりと学ぶこともできますし、いろんな物の使われ方や本来の使われた以外の使われ方を考えることで、子ども達の発想力や発想の転換力を育むことが期待できます。

親子で一緒にオリジナル用途辞典を作りながら、製品の本来の目的や使い方、角度を変えた視点からの物の見方を考えてみるのも楽しいですよ。

 

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