岩石採集は簡単にできる自由研究 -夏休みの自由研究-

宿題

採集系の自由研究で簡単に出来ちゃうものをもうひとつを紹介しましょう。
これは前の記事の「植物採集」よりも簡単かと思われますが、難点は種類や名称を調べるのが少し面倒だということと、住んでいる場所によっては、多くの種類を見つけることが出来ないこともあるので、収集に関しては、植物採集より難易度が若干高くなるのかもしれません。

 

もうひとつ簡単にできる採集系の自由研究。

それは「岩石採集」です。
付近に石ころがごろごろ転がっている河原や河川敷などの場所があれば簡単に収集ができます。
僕の収集系の基本は身近で簡単に収集できることと、収集に手間や時間を掛けないことなので、身近にそんな収集場所がある子供たちにはおすすめです。

住んでる場所によっては、遠方まで採集に出掛けなくてはいけないという難しさがあるので、住んでる環境によって、難易度の高低がある収集系の自由研究になると思います。

注意点とすれば、収集場所が一箇所では同じ種類の岩石しか採取できない場合があるので、複数の場所から番う種類の岩石を採集することです。

岩石は、その種類によって作られ方が違ってくるので、採取した岩石を種類ごとに別けて、その岩石のでき方などを調べてみると、ただの岩石採集から、より深みのある自由研究に広がりを持たせることが出来ます。

岩石の種類

岩石は大まかに分類すると三種類に別けられます。
またこの3種から更に詳細に分類することもできます。

火成岩

・火成岩(igneous rock)は、マグマが固まってできた岩石。
火山岩、半深成岩、深成岩に分けられます。
火山岩は火口近くで急激にマグマが冷えて固まった岩石です。多くは火山から噴出されてできるため、噴出岩(ふんしゅつがん、effusive rock)ということもある。深成岩に比べ、岩石中の鉱物の粒が小さいことと、石基を持つ点が異なります。
深成岩は地下深くでゆっくり冷えて固まった岩石です。マグマがゆっくり冷え固まりやすい地球深部で作られることが多いためこういった名前がつけられました。
火山岩という名称は火成岩とまぎらわしいが、火成岩は火山岩や深成岩を含む、マグマからできた岩石の総称です。

堆積岩

・堆積物が続成作用を受けてできた岩石。
堆積岩は、砕屑岩、火山砕屑岩、蒸発岩に分けられます。
堆積岩(clastic rock)地表の岩石から風化・侵食によって生じた粒子(砕屑物)によって構成されている岩石です。火山由来の粒子が堆積してできた岩石です。
火山砕屑岩( pyroclastic rock)は、火山から噴出された火山砕屑物(火砕物)が堆積してできた岩石で、火砕岩ともいわれます。現在では堆積岩として扱われることが多いのですが、マグマを起源とすることから火成岩の一種である火山岩とする場合もあるようです。
蒸発岩(evaporite)とは、湖が干上がった際に水中に溶けていた物質が析出し、生成した岩石(堆積岩)です。

変成岩

変成岩(metamorphic rock)は、既存の岩石が変成作用を受けてできた岩石です。
接触変成岩( contact metamorphic rock)は、マグマの貫入に伴って、周囲の岩石がマグマからの熱により変成を受けてできる変成岩であ
広域変成岩(regional metamorphic rock)は、源岩が地下深部で高温高圧下にさらされて形成される変成岩であるダイヤモンドこれに当たる。

日本において野外で見られる岩石の一般的な種類は,以下のようなものです。
火成岩:流紋岩・花こう岩・安山岩・せん緑岩・玄武岩・はんれい岩・かんらん岩・蛇紋岩
堆積岩:れき岩・砂岩・泥岩・火砕岩・チャート・石灰岩・石炭
変成岩:ホルンフェルス,結晶質石灰岩,結晶片岩,片麻岩

採集してきた岩石をこういった種類に分類して標本にするといいと思います。
分類は目で見て分類していくので、多少の間違いはありますが、同じ種類でも外観が異なっていたり、違う種類 でも外観が同じだったりして、、肉眼での同定は容易ではありません。

専門家でも7割程度しか同定できないものなので間違っていても構わないと僕は思います。

標本のつくり方

標本の作り方は以下の順番で行っていきます。

岩石の採集

庭先や近所の空き地で採取できれば簡単ですが、遊びがてら海や河原などに行って採取してくるのもいいかも知れません。

標本箱の作成

ちゃんとした標本箱もありますが、僕は空き箱を利用しました。空き箱に仕切りを作り、脱脂綿や薄いスポンジを敷いて、ラップやセルロイドの板でカバーすれば、それらしい標本箱になります。

標本のセッティング

間仕切りした標本箱採集した岩石を一つずつ並べます。一つ一つの岩石にラベリングして、採集場所や採集日時、岩石の種類を記載しておきましょう。採集場所ごとに分けたり、岩石の種類ごとに分けてみるといいでしょう。

注意点

前項にも書いた通り、岩石は種類の見分け方が難しいので、親御さんが子供さんと一緒に種類を調べて下さい。種類を調べるところまでやっておかないと「ただの石ころ集め」になってしまいます。せっかく採集した岩石なので、最後まで一緒に取り組んで、夏休みの自由研究として成り立つように、親御さんが手伝ってみて下さい。

 

まとめ

いかがですか?
岩石の採集さえ出来ればわりと簡単ですが、岩石の見分け方が難しいのが難点です。

自分で分類が難しい時は学校の先生(理科の先生とか)に質問するのもいいですし、親子で図鑑やネットを利用して調べてみるもの楽しいですよ。
岩石に種類がわかれば、岩石を採取した場所の地質などが理解でき、もしかしたら、もっと深く研究を掘り下げていけるかも知れません。

夏休みにぜひ親子で楽しんでみてください。

 

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