読書感想文が苦手な子供たちは少なくないよね。
でも、読解力と作文力が問われ始めている昨今、文章を書く力は重要視され、受験の国語の問題には作文が必ず出題されている。
読書感想文を書くことは、作文力、文章力を高めることにもなると思われるので、しっかりと感想文が書けるようになると、いいですね。
読書感想文を簡単に書ける方法はないの?
読書感想文を簡単に書ける方法があります。
方法というよりもコツに近いものだと思いますが、この書き方を覚えておけば、比較的楽に読書感想文を書けるようになると思います。
読書感想文を書こうと意気込み原稿用紙に向かっても、つい書き出しの部分で悩んでしまい、筆が止まったしまうことがよくありませんか?
実は読書感想文は書き出しが大切なのです。上手く書き出しが出来れば、感想文を上手くまとめることが出来るのです。
ここでは、読書感想文を簡単に書けるようになる方法を紹介します。
読書感想文の文字数はどれくらい書いたらいいの?
読書感想文って、原稿用紙何枚くらい書けばいいのかな?
夏休みの課題としての読書感想文ですが、各学年により「原稿用紙の何枚以内」というように、学校から枚数指定や文字数の指定が必ずあるので、それを満たすように書いて下さい。
全国学校図書館協議会/毎日新聞社が主催する青少年読書感想文全国コンクールの場合は、
小学校低学年の部(1、2年生)
・本文 800字以内
小学校中学年の部(3、4年生)
・本文1,200字以内
小学校高学年の部(5、6年生)
・本文1,200字以内
中学校の部
・本文2,000字以内
高等学校の部
・本文2,000字以内
上記の文字数の決まりがあるようです。
夏休みの課題での読書感想文も提出されたら、何某かの読書感想文コンクール等にエントリーすることになるので、文字数は同じくらいだと考えていいかと思います。
原稿用紙にすると、小学校低学年は240字の原稿用紙で3枚半程度。中学年と高学年は400字詰原稿用紙で3枚。中学校と高校になると400字詰原稿用紙5枚を書く必要があるようです。
もちろん以内となっているので、それより少ない枚数でも構わないが、あまり少な過ぎるのはよくないでしょう。
感想だけで原稿用紙の3枚や5枚は書けない
僕も小学生の頃はこの文字数を埋めるのにかなり苦労した記憶があります。だって本を読んだ感想だけで、原稿用紙を3枚も5枚も書くのは、かなり難しいのです。
なので大概は、その本のあらすじや内容を書くことで埋めてしまいがちですが、読書感想文で本のあらすじや内容を書くのは、あまり良い方法とは言えません。
読書感想文は図書の紹介ではなく、その本を読んだ時の感動を伝えるものですから、あらすじや内容で埋めるくらいなら、逆に書かない方を僕は選びます。
文字数の上限はあっても下限がはないのですから、内容やあらすじを書くくらいならば、文字数や枚数を減らす方がいいと思うのです。
では、あらすじや内容を書かないでも文字数や枚数を増やすことができる方法を説明します。
どうしてその本を読もうと思ったのか、理由を書く
読書感想文で文字数や枚数が書けない場合は、本のあらすじや内容をかくよりも、夏休みに読書感想文の図書として、なぜその本を選んだのか理由を書きましょう。
あらすじや内容よりも、どうしてその本に興味を持ったのか、その本に何か魅力があったのかを書くことで感想の部分がとても書きやすくなります。
読書感想文の書き出しとして、その本との出会いについて書くことをお勧めします。
選んだ理由は色々とあるでしょう。
何の理由もなく、課題の推薦図書として紹介されていたからという子供もいるでしょうが、それならそれでいいのです。そのまま、そのことを書いて下さい。
推薦図書についてはこちらをご覧ください。
例えば、推薦図書から選んだ場合
夏休みの読書感想文って面倒臭い。
↓
読む本も決められない。
↓
推薦図書があったからその中で一番簡単に読めそうな本を選んだ。
↓
嫌々ながら読んだけど、こんな感想が生れたと続く。
本を読むまでの子供たちのその時の気持ちを素直に表現しながら、感想文を書くためにその本を選んだ理由を書くことで、そのあとに続く読書感想の部分が活かされる文章になります。
そして、本を選んだ理由の部分でかなりの文字数や枚数を埋めることができるでしょう。
例えば、タイトルが気になって選んだ場合
タイトルが気になった場合は、そのタイトルから受けた印象やタイトルから本の内容を想像したり、なぜそんなタイトルにしたんだろうと推測した内容を書くとよいと思います。
きっと、それだけで読書感想文の7割くらいは書いてしまえるかも知れません。
この記事も読んでみて下さい。
タイトルに惹かれて本を選んだ場合の書き方は、この記事にあるタイトルだけで読書感想文を書いてしまうという方法に近いのだと思います。
まとめ
読書感想文の文章を全て感想だけで書くことはかなり難しいものです。
でもこの方法のように、読書感想文の図書としてその本を選んだ理由を書くことで、文字数や枚数を増やすことがでるし、そのあとの感想の部分も書きやすくなるのです。
感想文の書き出しの部分は、どんな風にはいればいいのか戸惑います。
よく低学年生に見られますが、「この本を読んで」と書き始めてしまう子供たちが多くいます。そうすると、もういきなり感想部分に入ってしまうので、原稿用紙の1枚も埋められなくなってしまいます。
読書感想文の書き出しの部分に、読んだ本との出会いやその本を選んだ理由を書くことで、簡単に既定の文字数や原稿用紙の枚数を満たし、評価の高い読書感想文が書けるようになるかも知れません。
この方法を参考の一つにして、夏休みの課題の読書感想文に取り組んでみて下さい。
コメント
ん~読書感想文、どんなこと書いたのか記憶にないわ。でも箸にも棒にもかからないものだったことは確かよ!(*´艸`)
鳥天さんコメントありがとうございます。
僕も読書感想文は苦手だったんだけど、あるときから苦手意識はなくなりました。
苦手じゃないからといって、いい感想文が書けるわけではないんだけどね。