夏休みももう終わりなのにまだ読書感想文に手をつけていない子供たちはいませんか?
「どうしょうまだ本を読んでないよ」
そんな風に子供たちに泣きつかれているお父さんお母さんはいませんか?
遊びまくったにせよ、部活で忙しかったにせよ、他の勉強で手一杯だったにせよ、夏休みの終わり間際に読書感想文と言う大きな自由課題を残したままでは、困ってしまいます。
いまさら、本を読む時間がないという子供たちも少なくないはずです。
そんなときは、この方法を使ってみてはいかがでしょうか。
1.本を読まずに読書感想文を書いてみる
この方法ははっきりいって読書感想文としては邪道なのかも知れません。いや、間違いなく邪道でしょう。
だって、本を読まずに読書感想文を書いてしまうわけですから。
でも背に腹は変えられない。取り敢えず読書感想文を仕上げなくてはなりません。
では、本を読まずに読書(しない)感想文を書く方法を説明します。
(1)本のタイトルが少し変わった本を選ぶ
それにはまず、タイトルが少し変わった本を選ぶのがポイントです。別に変わってなくてもいいのかも知れませんが、変わったタイトルの方が、この方法だと書きやすいのです。
選んだ本のタイトルから想像を膨らませていくことが重要です。
選んだその本の変わったタイトルについて、なぜそのようなタイトルにしたのか、タイトルから自身で本の中身内容を想像するわけです。
つまり図書を読まずにタイトルから自身が同じタイトルの本を作り上げ、それについて書いていくという方法です。
タイトルだけを参考にして、その本の作者になった気分で本の内容を膨らませて見ましょう。それだけで、原稿用紙の2枚も書けるはずです。
なので変わったタイトルの本のほうが想像を広げやすい訳です。
変わったタイトルというか、面白いタイトルって言った方がいいのかも知れませんね。
・例えば「いつか誰かが殺される」という小説
もうかなり前になるが、映画化された小説で角川文庫から出版されていた赤川次郎先生の「いつか誰かが殺される」というライトミステリーな小説がある。
僕は小説の中身よりもタイトルに惹かれて読書感想文を書いたことがある。確か僕が高校生の頃だったと思う。
国語の文法は5W1Hから成り立っていることを基に、タイトルへのいちゃもんばかりを綴った読書(しない)感想文を書き上げた。
国語の文法上、正確には、「いつか、誰かが、どこで、どうして、どのように、殺される」というタイトルにするべきではないか、見たいな感じで。そこには探偵に殺しを依頼する本来の本の内容など微塵もなかった。
それでも、読書感想文としての評価は高いものを頂いたのだから笑ってしまう。
・例えば「ノルウェイの森」という小説
以前ベストセラーになった村上春樹先生の「ノルウェイの森」という上下巻の小説もタイトルだけで原稿用紙5枚程度の読書感想文を書いたことがあります。もちろん本自体も読んでみましたが、読書感想文自体は、本とは全くかけ離れたものになってしまっていました。
ノルウェイという国がどこにあって、そこの森の風景はどんなものなんだろうかとか、小説の内容はやはり微塵もなく、ただの風景の随筆のような読書(しない)感想文になっていました。タイトルから受けた印象や、タイトルから想像した内容を書いていくうちに、読書しない感想文を書き上げてしまったわけです。
2.まとめ
冒頭でも述べたように、この書き方は読書感想文としては邪道かも知れえませんが、タイトルだけで感想文が書けてしまうことは間違いないわけです。
本を読む時間がない場合、こんな風に、変わったタイトルの本や面白いタイトルの本を選んで、そのタイトルだけで感想文を書いてみるのも、一つの手かも知れません。
実際の本の内容からは、かなりかけ離れてしまいますが、想像力を広げた新たな読書感想文の例になるのではないでしょうか。
夏休みが忙しくて本を読む時間さえない子供らも少なくはないでしょう。
そんなときはタイトルだけで書き上げる読書(しない)感想文を勧めてみてはいかがでしょう。
インチキですけどね。テクニックです。
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